悩み。

 

男性恐怖症の中働き始めて、最初は指導係の男性との関係性で悩んだ。とても優しくて面倒見の良い上司だったが、私にとっては怖かった。良い人なのは分かる、でも怖いと身体は感じてしまう。自分ではどうしようもなかった。そのうち仕事にも慣れ始め指導係の方と話す機会も減り、落ち着いてきた。

 

次に一緒の仕事をするようになった男性。最初は苦手だなと思っていたので憂鬱だった。でも話してみると違った。彼はとても優しかった。雰囲気もふわふわしていて私の怖くないタイプの男性だった。仕事中困っていると声をかけてくれたり、終業後も私が分かるまで付き合ってくれたりと職種も違う私にも優しくしてくれた。そのうち段々彼のことをいいなと思うようになった。好きとは違う。いいなと思うだけ。そのきっかけのひとつにあるのが接触。私は男性との接触が怖い。だからこそ接触が大丈夫な男性が怖くない男性だということの1番のポイントになるくらい。彼も最初は接触は無理だと思っていた。だけど私が遅くまでかかった業務が終えたときに一緒に喜んでくれてハイタッチを求めてきた。応えるか迷った。一度はいつものように気をそらして避けようとしたけど、それは失敗に終わった。だからやったんだ、ハイタッチ。怖くなかった。だから怖くない男性なんだって改めて思えた。実際、彼と話すのは楽しくて怖くなかった。でも意識し出してからか、上手く話せなくなった。怖くなってきた。ドキドキして業務に集中できなくなってしまった。そのドキドキが何のものかは未だに分からない。だけど隣に座り業務を行うのですら苦痛に思えてきた。とても尊敬している彼をそんなふうに思ってしまう自分に対して失望した。仕事内容で聞きたいことがあっても怖くて話しかけることができなくなった。彼と話すのは楽しくて本当はもっと話したいのに身体は拒んでいる。そしてその事実に落ち込む。とても悪循環だなと思う。だから少し話すことをやめようと思う。彼を意識しないようにしてまずは怖さを取り除きたい。本当は全部言えたらどれだけ楽だろうか。だけどそれはできない。ただ一緒の仕事をしていた先輩と後輩。それ以上でも以下でもない。彼からするとたくさんいる後輩の1人。そんな彼に仕事に関係のない私のプライベートの悩みを話すなんて。話したら相手に迷惑をかけるのではないかと思ってしまう。だから話さないという選択を選ぶんだろうな。また明日からどうなるか分からないけど頑張ります。